株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

京都印刷発祥の地


先日京都を訪れた際に、“京都印刷発祥の地”に行ってきました。

その碑は、京都の地下鉄烏丸御池の駅構内の出口に向かう通路の一角に佇んでいて、地元の方に場所を聞き、ようやくたどり着くことができました。

明治3年に本木昌造によって初の民間活版印刷事業が始められて以後、全国各地で印刷所が開業。京都で點林堂(てんりんどう)印刷所という名の印刷所が開業したのはその年の12月でした。

碑の冒頭には、「印刷は文化である」と刻まれていました。
活版印刷の発展は情報の伝達を大きく発展させ、文化の振興に貢献してきた自負がうかがえる一文です。


この碑が建てられたのが平成22年。150年近くの年月を経て「京すりものここにはじまる」と発祥の地を継承しようという試みに、建立に関わった人たちの印刷の歴史に対する思いを見たような気がしました。

點林堂印刷所の場所にも行ってみましたが、 今は別のお店になっていました。

印刷発祥の地は、ほとんどがあまり知られていないそうです。印刷文化が芽吹いていった歴史として、私たちも全国の発祥の地を巡りたいと思っています。

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