下関市内にある菊川町と豊田町にまたがって聳える華山(げさん)。標高713mで、「下関最高峰」の山です。
のどかな田園風景が広がる菊川盆地から眺めると、どっしりと目の前に構えているのが華山で、その姿は山に登る者の心をくすぐります。
華山に登るルートは何パターンもありますが、今回は菊川自然活用村(歌野川ダム)付近から登る登山道を選び、初めて登ってみることにしました。
沢沿いの道は、ところどころに小さな滝があったり、階段のない急登があったりと、バラエティに富んでいて、飽きることがありません。しかし、沢沿いの道から尾根に出ると一転して厳しい登り階段が続き、苦しい時間帯が延々と…。
この階段をすべて登り切った先に「西の嶽」という一つ目の山があり、そこからさらに東に進むと「華山頂上(東の嶽)」にやっと到達することができました。
頂上から眺めると、豊田町や菊川町、内日の田園風景、瀬戸内海、玄界灘、日本海まで見渡すことができ、「下関最高峰」を実感。きれいな山の空気を吸いながら登山するのは、普段の生活ではなかなか味わえないことなので、清々しい気持ちになりました。