先日、プロの交響楽団である「日本センチュリー交響楽団」のメンバー60人が、弊社近くの中学校を訪れ、音楽鑑賞会が開催されました。今回、プロの演奏を生で聴く機会に恵まれ、会社から歩いて15分ほどの場所にある会場に行ってきました。初めての体験でしたが、始めから終わりまで、楽しい時間を過ごすことができました。
第1部は、大胆に体全体で表現される指揮に圧倒されつつ、プロの演奏の世界に引き込まれ、迫力たっぷり、楽しさいっぱい、オーケストラの魅力に開眼する演奏の連続でした。
第2部は、「体感し、一緒に」というのがテーマ。会場全体で『翼をください』をオーケストラにあわせて合唱したり、指揮の方法を学んで、客席の中から選ばれた人がオーケストラの指揮(曲はブラームスのハンガリー舞曲第5番)を体験したり。テンポに変化があり、自由にのびのびと表現され、指揮者が替わると、同じ曲なのに違う雰囲気になることに驚きました。
第1部から第2部まで、親しみやすく、いろんな場面で耳にする曲が演奏されました。「演奏から景色を思い浮かべてください」とグリーグの『ペールギュント』より「朝」が演奏されたり……。そして最後は、シベリウスの交響詩『フィンランディア』。フィンランドには、様々な国の支配に苦しめられながらも、美しい母国を愛し生き抜いてきた人々の歴史があり、その思いを感じる迫力ある演奏でした。
最後に、中学校の生徒会長から楽団の方々にお礼の言葉が伝えられると、楽団からもサプライズがあり校歌が演奏されました。オーケストラ用にアレンジされ、生徒も気持ちよく歌っていました。
今回の音楽鑑賞会は、卒業生が同楽団の仕事についておられ、母校の学校公演へとつないでくださったそうです。なかなか文化的な活動に触れる場がないなかで、音楽やオーケストラの感動を体感するいい機会になりました。