吉村印刷でも、昔は自動丁合機がなかったので、人の手で手丁合をしていました。この道具は、伝票の丁合のときに使っていた台です。
机の上に丁合するものを並べ、1枚ずつすくうように取っては、この台に落とし、重ねていくことの連続。50枚セットの伝票の場合、それぞれ事前に50枚ずつ数えておいて、取り忘れ・2枚取りなどの丁合ミスが分かるようにしていました。
この作業をしている最中は、取り間違いがあってはいけないので、周りの人もむやみに声をかけないようにしていました。
ちなみにこの台は、手作りで作成したもの。丁合したものが揃いやすいようにわざと斜めにしてあります。
機械化された今は出番がありませんが、愛用していたレトロな道具の一つです。