本州の一番西にあたるのが、下関市吉母(よしも)にある毘沙ノ鼻。
毎年夏になると吉母や豊浦町室津にある海水浴場へ足を運んでいたのですが、目と鼻の先にある毘沙ノ鼻にはなかなか行く機会がありませんでした。
梅雨晴れの休日、すぐ近くにある山・吉母富士(正式名称・小倉ヶ辻308.6m)へ登る前に立ち寄ってみました。
吉母の海岸線を抜け、急でくねくねした坂道を登り切ると、比較的広い駐車場があり、そこから歩いて2~3分くらいで毘沙ノ鼻に到着。響灘を見下ろす景色はとても気持ちよく、夕暮れの景色はもっときれいだろうなと想像しました。
近くの海岸では、日本最古の恐竜足跡化石が発見されていたり、列島を南下して台湾・香港まで旅をするチョウ・アサギマダラの休憩ポイントが作られていたり、いろいろな見どころがある場所でした。
毘沙ノ鼻から坂を下ったところに吉母富士登山用の駐車場が整備されていて、そこから頂上を目指して登り始めました。
はじめはなだらかな坂が続き、そばを流れる湧き水に癒やされていたのですが、途中からは山の斜面を一気に登るイメージでその落差に驚きました。
蒸し暑く、この時期特有の虫の多さに悩まされましたが、頂上から見る蓋井島がとても近く感じられ、目の前のその島にいつか行ってみたくなりました。