8月の晴れた日、山口県内でも五本の指に入るほど人気の山・花尾山(669.0m)に登ってきました。
花尾山は、長門市と美祢市(旧美祢郡秋芳町)との境界近くに聳える山です。日本海と瀬戸内海の分水嶺にあたり、美しい円錐形の山容から麓では、長門富士、嘉万富士、於福富士とも呼ばれているそうです。登山ルートは幾つかありますが、今回は長門市側の市ノ尾集落から登ってみることにしました。
登山口に近い市ノ尾集落は、地元の方々が集会所のトイレや駐車場を開放してくれていたり、登山マップを置いてくれていたりと、とても温かく迎えてくれる場所でした。山に登る前や下山後にトイレが使えること、車を置くスペースが確保してあることはとても有り難いことでした。
今回挑戦した本谷コースは、沢沿いを登っていくルート。沢から水路を通って田んぼに流れ込む水の流れは澄み切っていて、日常では感じることができない癒やしの雰囲気があります。
また、なぜか登山コースの両側の岩が苔むしていて、ジブリの世界に入り込んだような独特な雰囲気。途中には桂の大樹や滑滝など変化に富んだポイントが多数あり、飽きない山行でした。
最後の急斜面を登り、たどりついた頂上からの眺めは格別で、360度すべてを見渡す眺望を独り占め。下関方面の一位ヶ岳、華山などの山並み、青海島、萩・美祢方面の桂木山などの山々、秋吉台の緑まで見渡すことができる絶景でした。
下山後には、市ノ尾の集会所で地元のお米を購入。帰って食べてみると、つやつやのご飯がとても美味しく、ほんのり甘く感じました。