10月の心地よい日差しに誘われて、下関市彦島にある老の山公園を散策してみることに…。
すると、思いがけなく桜の花が咲いていたので、思わず持っていたカメラのシャッターをきりました。
大きな桜の木には十数輪の白い花が、細い桜の木には五分咲きくらいに薄桃色の花が咲いていました。
季節はずれに開花することを「狂い咲き」といったりしますが、秋桜(コスモス)ではなく、春に咲くはずの桜が咲いているとは驚きでした。
調べてみると、秋に咲く桜には、
①台風や虫害などにより、葉が落ちたことで成長を抑制するホルモンが葉から花芽(夏につくられる)に送られなくなり、越冬芽となれず秋の暖かさで開花する
②秋に咲く桜の品種
の二つの場合があるそうです。
澄んだ秋空のもとで、桜の花に心が癒されました。
ちなみに彦島には、老の山公園の他に、海の眺めが楽しめる場所がいくつもあります。関門海峡を隔てて九州の門司や小倉がすぐ近くまで感じられる場所や、響灘に沈む夕日がきれいな場所も…。本州の端と彦島を結ぶ閘門(通称:水門)も面白い施設なので、下関漁港の景色とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。