小川清様のご家族からご依頼を受け、上製本の遺稿集を作製させていただきました。
昨年末から組版の作業を始め、表紙、ブックカバー、見返し、本文の紙質をご提案。並行して、デザイン、本文内容の確認をしていただくため、数回の校正を実施しました。本文は、エッセイ編・英文学論文編それぞれを、縦書き(右開き)・横書き(左開き)で作成させていただきました。
小川様のご家族からは、川の流れをイメージした水色で統一したいとのお話をいただき、見返しやスピン(栞)の色にもこだわりました。また製本の際には、通常よりも薄手のボール紙を使うことで、上製本(ハードカバー)でありながらも並製本(ソフトカバー)に近い、柔らかいイメージを実現することができました。
浦川律子様、宮野光男様、ありがとうございました!