この道具は、隙間ゲージまたはシクネスゲージ(シックネスゲージ)といいます。その名前のとおり、金属板を隙間に挿入し、その隙間の寸法を測定するための工具です。
弊社では、印刷機や製本機などのローラとローラの間や、ローラとその間を通る紙との間を測るのに使っています。0.3、0.2、0.1、0.08…というように、それぞれ厚さが異なる金属板がセットになっています。
使い方はシンプルで、設定したい数値の板がスムーズに入るかを確かめます。
この隙間は、離れすぎても近すぎても、印刷の状態、製品の出来に影響してしまいます。1㎜以下の細かい値ですが、この調整が非常に大切になってきます。
もともと薄い金属板ですが、ところどころ曲がったり薄くなったりしているのは、長年使われてきた証です。