製本作業をしていると、“いつもと同じ”ように作業しているはずなのに、紙がなかなか揃わなかったり、紙がうまく通らなかったり…と、どうしてもうまくいかないことがあります。
この“いつもと同じ”というのが実はやっかいで、湿度・温度の変化、印刷用紙の具合などによって、微妙に調整しないといけません。その調整を言葉で表すのは難しいですが、紙と機械が接する具合をちょっと離してみたり、あるいは逆にひっつけてみたり…。
なので、定期的に頂くお仕事でも、毎回新鮮な気持ちで製品に向き合っています。
作業が進まないときには、作業者もどうしたらよいのか、時に悩み、試行錯誤することもしばしばあります。
そういう意味では、「これができたから一人前」ということではなく、日々地道ではありますが、印刷・製本に向き合う日々です。