株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

線引き作業

弊社で印刷する製品は、印刷後そのまま納品するということはほとんどありません。

仕上げ寸法がぎりぎりでとにかく用紙いっぱいいっぱいに印刷するという場合は、荒断ちのまま納品ということもありますが、大抵の場合、仕上げ裁ちや製本加工をすることが多いです。

印刷用紙には、印刷作業者にとって印刷の品質を見極めるのに必要なチャートやトンボ(トリムマーク)などを入れ込んで印刷しています。それらは仕上げ裁ちのときにはすべて切り落とされ、A4判やB5判をはじめ、様々な仕上げ寸法になって完成していくという仕組みです。


印刷物を仕上げ裁ちするとき、作業者はまず線引きという作業を行ないます。この作業をすることで、断裁する位置が分かるようにしています。

線引きの際は、製品見本や校正了となったゲラを元にして確認しながら行ない、断裁する寸法・順番を書き込むようにしています。


ちなみに、綴じる側が変わると断裁する位置の順番も変わります。そのため作業伝票(指示書)を見ながら、どちら側を綴じるのか確認することが大事になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です