印刷所での封筒印刷は、封筒の形に製袋されたものに印刷する方法と、印刷した後に封筒の形に製袋する方法の2種類があります。(※封筒を解体してみました)
今回紹介するのは、すでに製袋された封筒に印刷するときに使う「封筒フィーダー」というもの。
封筒は袋にするために必ずどこかが貼り合わせてありますが、そのまま棒積みすると貼り合わせてある部分が盛り上がり、多くなればなるほど水平にならずに傾いてしまいます。
そのため、通常の用紙と同じように印刷機の給紙台に積むやり方では、積む量が限られてしまい上手く封筒を通すことができません。クサビなどを入れて水平にするやり方もありますが、大量の封筒を印刷する場合には非効率です。
そんな問題を解決できるのが、印刷機に外付けできる封筒フィーダーです。
上から封筒をセットできるようになっていて、連続的に印刷機に封筒を供給できるようになっています。
このため印刷を途中で止めて封筒を積み替えるなどの作業がなくなり、機械を止めることなく連続運転することができます。
デジタル化が進み、コロナ禍という特殊な現状のなかでも、意外と印刷需要が減らないのが封筒。シンプルな物やロゴやデザインにこだわった物、会社のイメージカラーで印刷した封筒など数多くあります。
そんな印刷需要に応えるべく、封筒フィーダーの出番が多くなっています。