今回は、オフセット印刷機の紙さばきの様子を少しご紹介。
印刷機の場合、空気がよく入っていないと、紙と紙が密着してしまい、曲がったり、しわが入ったり、ダブってしまったりというトラブルの原因になってしまいます。特に、印刷用紙にインキを転写するブランケットやインキ・湿し水を供給するローラへの紙巻にもつながってしまうので、要注意です。
紙をさばき、空気を入れるために、給紙台に紙をのせるときにも注意を払っています。
そのまま積んでしまうと紙がひっついたままの状態で給紙されてしまうため、両手で軽くさばきながら空気を入れ、なおかつ真っすぐに印刷機へ入っていくよう、針・咥え側に揃えて積んでいくということをやっています。
これからの晩秋~冬の季節は乾燥がひどくなるため、静電気が発生しやすくなります。紙同士が静電気によってひっついてしまうことを避けるため、加湿を適切に行ない、給紙の際にも注意をしながら作業をしていくことになります。