スマホをかざすだけで、リンク先を読み取ることができるQRコード。簡単にWebサイトにアクセスでき、お店の詳細情報などを見ることができるので、最近急速に普及が進んでいますよね。
名刺やチラシ、パンフレットやポスター、冊子や本など印刷物のなかに組み込まれることも増えたため、私たちDTPオペレーターも仕事中にQRコードを扱うことが増えてきました。
ここで気をつけなければならないのが、印刷する際のQRコードは基本的にはスミ100%(ブラックインキのみ)での印刷が推奨されているということです。
入稿データをいただくとき、JPEGやPNG画像データが多いですが、ほとんどの場合、QRコードはCMYK4色やRGB3色(つまりカラー画像)になっています。そのまま印刷物に組み込んでしまうと、印刷機にかけたときに見当ズレや印刷用紙の伸縮による影響によりズレが生じた場合、“せっかくのQRコードが読み取れない”というトラブルが起こってしまう可能性があるのです。(絶対に読み取れないという訳ではありません)
そうならないようにするために、基本的にはスミ100%で印刷するのが望ましいです。
最近では、インターネット上でリンク先URLを打ち込めば簡単にQRコードやバーコードなどを作成できるサイトがあります。サイトによっては、作成するQRコードの拡張子を選択できるものもありますが、その場合「.eps」の拡張子で作成したQRコードは、Illustratorで簡単に色の変更ができるので便利です。そのため、データ入稿の際には、「.eps」で作成したQRコードを添付してくださると、とても有り難いです(^^)
色を使ったQRコードも出来ないことはないのですが、使う色と印刷する用紙の組み合わせが特殊な場合などには読み込みができないこともあるので、そのような場合には事前にテスト印刷が必要な場合もありますのでご相談ください。