下関市役所周辺は、新旧入り交じった街です。
旧英国領事館や南部町郵便局、田中絹代ぶんか館(旧市庁舎第一別館)といった歴史的建造物が現存していることもあって、歩いていて感じる空気感は、新しい街というよりは昭和のにおいが強いように個人的には思っています。
例えば、電柱。
近年、電線は地下に埋められることも多くなっているようですが、下関ではまだまだ電柱が健在で、コンクリート製や鋼管でできたもののほかに、木製の電柱も残っています。下関市役所から中通りを東駅方面に歩いていくと、ここにも木製の電柱があります。
黒ずんだ色からして、見るからに時代を感じさせる存在です。
いったいいつからここに立っているのか、戦前なのか戦後なのか、その歴史を想像してみるだけでもタイムスリップしたような感覚になります。
仕事や家事などの“日常”に追われる毎日ですが、時には空を見上げながら街を歩いてみるのもいいかもです。