株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

凸版(活版)印刷機の整備

弊社で現在稼働している印刷機のなかで、最も古い凸版(活版)印刷機。
主にナンバリングの印刷で使っている機械ですが、昨年の年末に整備時間をとり、掃除や給油をしました。

活版印刷は、レール上の平台に組み付けた版をセットし、その版を往復運動させることで1枚1枚印刷をします。印刷中はレールの上を何度も往復するので、摩擦を軽減し滑りやすくするためにオイルが溜めてあります。

このオイル、外からの埃や紙粉、パウダー、インキかすが混入して汚れてしまうので、今回は交換することに。カバーを外し、中のオイルを流し出してきれいに拭きました。

↑上の3枚が掃除前


↓掃除後、とても綺麗になりました。

        
この機械のすごいところは、とにかく頑丈ということ。しっかり整備をしていれば壊れることはほぼありません。アナログ的な部分が逆に良かったりすることもあるんですよね。

オフセット印刷になって活字組版を使った活版印刷をすることはなくなりました。たくさんあった活字もわずかしか残っていません。しかし、活版だからこそ出せる風情や良さがあるので、今の時代だからこそ、研究してみるのもおもしろいなと思う今日この頃でした。そのために今後もこの機械を大事に使っていきたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です