車で営業や納品に向かうとき、気が向いたらラジオをつけています。
仕事が忙しく慌ただしいときや気が滅入っているときでも、いつもの声を聴いていると自然と落ち着いてきたり、明るい気持ちになったりするから不思議です。
最近は(といっても4~5年ぐらいですが)、FM福岡のモーニングジャムやDIG福岡、GOW(ガウ)などの番組を聞いています。モーニングジャムでは、「おもろい家族」や「JAMテレ」のコーナー、DIG福岡では月曜DIGの「ハザマの世界」、火曜DIGの「楽しいオヤジギャグ講座」、水曜DIGの「名奉行 遠山のふみさん」などがお気に入りです。「なっつカフェ」もリスナーが投稿した懐かしい曲が流れるので、リラックスできる時間です。(個人的には、月曜DIG担当・小雪さんの底抜けの明るさに元気をもらっています!)
最近おもしろくて気になったのは、今村敦子さんがパーソナリティを務めている「教えて! コンシェルジュ!」という番組のアン・クレシーニさんが登場した回。来日21年目で大学の准教授・言語学者であるアンさんが、日本語の良さや難しさを分かりやすく語られていたのが印象的でした。アメリカには「いただきます=命をいただく」という概念がないこと、「ご縁」という言葉の奥深さや和製英語のおもしろさ、普段何気なく使っているオノマトペの判別の難しさなど、「いつまでも聴いていたいな」という感覚になりました。
昨日のDIG福岡のなかでリスナーの方が、「ふみさんとクワタクさんの声を聴いて元気になれた」とメッセージを寄せておられましたが、コロナで大変な時期だからこそ、ラジオから流れてくるいつもの声を聴いて、明るく元気な気持ちを取り戻すことの意味の大きさを改めて感じました。何気ない言葉のやり取りにパーソナリティの思いが詰まっていて、生放送だからこその温かさがある。そういう温かさが他のメディアにはないものだし、ラジオってやっぱり何かいいなぁとしみじみ思いました。