4色印刷機の排紙箇所の清掃をしました。
紙をくわえるツメや、紙を送るシャフト部分にたまったパウダーを、細いブラシを使って丁寧に落としていきます。ブラシの届かない箇所はエアーで吹いて隅々まで清掃しました。
パウダーとは、印刷物の裏移りなどを防ぐために使用する、白い粉末状のものです。
パウダーは、何万枚もの紙を印刷していくうちに少しずつ溜まっていくため、掃除をせず汚れたまま作業をすると、オイルと混ざり団子状になって飛んだり、チェーンやバネなどの動きが悪くなったりしてしまいます。
製品への汚れの付着など、印刷の品質に関わるトラブルを未然に防ぐため、忙しい時期でも、汚れが溜まる前に掃除するよう心がけています。
最近では、UV印刷やインキの改良などでパウダーを無くしたり、極力減らすことができるようになりました。そうすることで工場の作業環境を向上させ、短期間で良い品質の製品をつくれるようになってきています。
これからも質の高い製品をつくるために研究を続け、日々のメンテナンスを大切にしていきたいと思います。
一ヶ月ぶりに周防大島の断水が解消されてよかったです。