最近、機械の立ち上げ時にエアーホースの破裂が起こりました。
すぐに補修をし、事なきを得たのですが少しひやりとする出来事でした。
近年のオフセット印刷機では、ほとんどが圧縮空気を動力源として利用しています。
直接印刷機を回転させるのはモーターの力ですが、エアーは主に胴入れやインキ、水着けローラーを動かすために使われるので、とても重要です。
この空気(エアー)を送るために使われるのがエアーホース。印刷機の中には沢山のエアーホースが使われています。
エアーホースはゴム製なので長年使うと劣化していき、さらに劣化が進むと、一部分が裂けて空気が漏れ出してしまいます。こうなると印刷機を動かすことができません。
そんなときに役に立つのが継ぎ手です。ユニオンストレートや、直角に曲がっているものはユニオンエルボとも言います。そのほかにも用途によって様々な種類があります。
ホースが破裂したということは劣化が進んでいる証拠なので、丸ごと交換する場合もあります。今回は傷んだ部分のみを切除して継ぎ手を使い補修しました。応急処置になりますが、一度補修をするとしばらくは大丈夫です。
↑補修をした部分
機械が止まってしまうと、納期までに製品の完成が間に合わないなど、お客様に迷惑をかける場合もあります。
機械トラブルは気を付けていても起こる場合がありますが、起こさないようにするのが一番です。エアーホースだけでなく、日々の機械管理の重要性を改めて感じました。