本や伝票を仕上げていくためには、印刷の位置が正確でなければいけません。
以前のブログで横針について書きましたが、前見当と紙押さえコロの調整も重要です。
コロとは、フィーダボードから紙を印刷機に送るためのものです。フィーダボードにはベルトがあり、その上にコロが付いています。

↑円形の黒いものが紙押さえコロ
調整するときは、前見当とコロとの位置関係が大切です。
前見当は、印刷でいうと咥えの位置になります。



↑紙の斜行を微調整するダイヤル
紙が前見当に到達したときにコロと紙の隙間は0.5㎜~1㎜で設定します。これ以上広くても狭くても印刷位置が微妙にずれる場合があるので、シビアに調整しています。

↑紙が1㎜程度動くように調整する
コロの調整が狭いと紙が押さえられて横針が引かなかったり、紙が膨らんでシワが入ってしまうことがあります。反対に広すぎると紙の通りが安定しなくなり、斜めに印刷されたりします。

↑見当ずれをおこした例
また通常の紙押さえコロとは別にブラシコロや紙を押さえて安定させるブラシなどもあり、紙が厚い場合は強めに設定し、しっかり咥え位置まで紙が入るように調整するなど、その時々に応じて変えています。


↑ブラシコロと紙を押さえるブラシ
薄い紙の方が安定しにくかったり、シワになりやすかったりするので気を遣います。
本刷りの前に10枚ほど試し刷りを行ない、見当ずれや横針のズレがないか確認。製品に不良品が混入しないように気をつけて作業しています。