今月の上旬、県外にお住まいのCさんから「紙の端切れで子どもと交換日記を作成したいのですが…」とお問い合わせをいただきました。また、“製本が初めてなのでプロのコツも教えてもらえたら嬉しい”とのことでした。
“お子さんと手作りの交換日記帳を作られる”と聞き「何てステキなお問い合わせ!」と張り切って紙を準備させていただいたのですが、製本の仕方をどうお伝えしようかというところで少し悩んでしまいました。
弊社内では日々様々な冊子の製本をしているのですが、ほとんどの製本は機械を使って行なっているため、手作業で製本されるとなると、どこまでが可能なのだろう…と。
ひとまず弊社が作成したチラシを送付し製本の種類についてお知らせした後、一番簡単な方法として、ホッチキスで可能な「中綴じ」と「平綴じ」をおすすめさせていただいたのですが…。
数日後、送っていただいた“交換日記帳”の画像を見てびっくり!!
Cさんがチャレンジされたのはホッチキスを使ってできる簡単な仕様ではなく、たぶん家庭用ミシンを使用して作られた「中ミシン綴じ」のノートと、木工用ボンドか何かを使って作られた「無線綴じ」だったんです!
お送りした紙は厚み・質感・色ともに様々な種類だったのですが、いろいろな紙を上手に1冊に綴じられていたのです。また、各ページにはそれぞれかわいいイラストも施されていて、さらにページノンブルまで入れてあるのです。
はっきり言って「かわいい!」そして「クオリティ高っ!!」といえる逸品でした。
あまりにもステキだったので、当ブログにて紹介させていただきたい旨をお伝えしたところ、快くOKをいただきましたので、画像も掲載させていただきました。
また、交換日記はコロナ禍に入って以降、娘さんが遠方にお住まいのおばあさまと始められたそうで、この度作成された交換日記帳は、4冊目と5冊目になるとのこと。ステキなエピソードとともに、製品には使えなくなった端切れを、とってもステキな交換日記帳に変身させていただき、何とも嬉しい限りでした。
Cさん、どうもありがとうございました!