定期メンテナンス作業でエアーポンプフィルターの掃除を行ないました。
エアーポンプはフィーダ(給紙側)やデリバリ(排紙側)のエアー制御に使用する付属機器です。ポンプの中で空気を圧縮し真空を作ることで圧力を得ています。
このエアーポンプ、給紙部分では、紙をさばいたり印刷機に送ったりするときの吸引の役割があり、排紙部分では、出てきた紙をローラに吸着させてブレーキをかけ、上からエアーシャワーでおさえて紙が暴れるのを防ぐ役割があります。印刷中は高速で紙が出てくるので、紙揃えを良くし紙の走行を安定させることはとても重要なんです。
フィルターに汚れがたまり状態が悪くなると、「紙が正常に通らない」「排紙部分で紙の不揃いが起き裏写りなどの印刷トラブルにつながる」などの恐れがあります。
そうならないためにエアーポンプの保守・点検は大事なので定期的に行なっています。
今回もフィルターが汚れていました。カバーを外して中のフィルターを取り出し、エアーダスターなどでパウダーを取り除きます。周りの部品についたパウダーなども綺麗に拭き取ります。
とくに排紙側ではパウダーを使用するので、掃除しないとフィルターが汚れていきます。放っておくと給紙や排紙でトラブルが発生するだけでなく、エアーポンプ本体の故障にもつながるので気を付けています。