10月の中頃、東京都にお住まいの女性から「紙の端切れ」についてお問い合わせをいただきました。ご希望の色味やサイズをおたずねしたところ、暗くても、明るくても、大きくても、小さくても良いとのこと。「いったいどんなものに使うのだろうか…?」と気になり、用途をお伺いしたところ、「ダイカット加工」に使用されるとのことでした。
ダイカット加工は、「厚紙、金属板、プラスチック板などを、金属でできているクッキーの抜き型のようなダイ(抜き型)を使って、キャラクターのシルエットやハート型など、様々な形に打ち抜きしていくこと。図柄に合わせて自由な形状で型抜きができる」というもの。お問い合わせいただいた女性は、家庭用のダイカットマシンをお持ちとのことでした。
私たちが行なう作業でいうところの、「トムソン加工」に似ているけど、大量に打ち抜くトムソン加工と違って、1枚1枚の小ロットに向いているのかな。
などと想像を膨らませていましたが、紙の端切れがいったいどのように変身を遂げるのか興味が沸き、できあがった作品をお見せいただけないかご相談したところ、なんと、画像ではなく作品そのものを送って下さいました!
それが想像以上にすばらしくて、びっくりしたんです!!
ハロウィーンやクリスマスにちなんだ小物、メッセージカード、お菓子の箱などなど…。
こんなクオリティーの小物がご家庭でできるなんて!? と衝撃でした。
弊社では、上製本や並製本冊子の表紙やカバーなどに使われることの多い厚手の特殊紙の端切れが、とってもステキな小物に変身を遂げ、なんとも嬉しい限りでした。同時に、まだまだ活用の幅は無限大じゃないか! と、視野を広げさせていただいたのでした。
ステキな作品をお送りいただきまして、どうもありがとうございました。