株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

ブランケットの交換

オフセット印刷で使う“ブランケット”とは、版から転写されたインキを紙に印刷するためのもので、樹脂やゴムで作られています。ブランケット交換は、メンテナンスのなかでもローラー調整と同様に、とても重要な役割があります。

使い続け古くなったブランケットは表面がへたり、悪いものでは表面がテカテカになり、反射するようになります。こうなってしまうと品質の善し悪しに大きく関わり、安定した品質を保証できなくなります。実際にはそうなる前に定期的に交換を行なっています。

今回は、単色機で使用しているブランケットを交換しました。

まず古いブランケットを印刷機から外し、金属製バーを外します。
外した金属製バーを新しいブランケットに取り付けます。咥え側と咥え尻側に両方付けることにより、印刷機に取り付けられるようになります。

↑金属バーの取り付け


金属製バーを咥え側の取り付け位置にはめ込むように付けます。


しっかりと手で押さえながらブランケット胴に巻き付けます。

↑ブランケットを取り付けているところ


↑ブランケット胴


咥え尻の金属バーを同じようにはめ込みます。
最後にT型レンチで締めて完了です。

↑外れないようにしっかりと固定する


新しいブランケットに交換すると、印刷面がとてもきれいになります。ブランケットだけでなく、印刷機で使う消耗品の交換は大事なので、時期を見極めながら確実に行なっています。

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