特色インキとは、プロセスインキ(C・M・Y・K)4色で印刷をするカラー印刷とは別に、単色印刷や2色印刷でよく使うインキです。中間色インキとも言います。
伝票印刷、チケット、ロゴマーク、本の表紙など、多種多様な場面で使用します。
インキメーカーごとに多くの種類があるのも特徴で、28金赤・64群青(DIC)、3金赤・32紺藍(TOYOインキ)、310群青・410草・600セピア(T&K TOKA)など、金赤、紫、紺藍、群青、草、茶からそれぞれ派生して100種類以上あります。
上記のベースインキをそのまま使用することが一般的ですが、これらのインキを調色することでより多くの色を再現することができます。絵の具を混ぜるイメージが分かりやすいかもしれません。
その他にも、用途に応じて耐光性を持ったインキなどもあります。
色にこだわりたい、単色または2色印刷で効果的な印刷をしたいときなど、特色インキを試すのもいいと思います。メーカーが出している色見本帳もあるので、是非参考にしてみてください。
弊社で頻繁に使用するインキについては、サンプル印刷をしてまとめているので、どの製品にどのインキを使っているかすぐ分かるように工夫をしています。
また伝票や卒業証書の印鑑などに使用できるように、朱赤インキも用意しています。