先日、校正作業の大切さを痛感する出来事がありました。
それはお客様と現場にて打ち合わせをしていたときのこと。ひょんなことから文字校正の話題になり、以前作製した印刷物で社名に赤字があったこと、そのまま製品になってしまったとのお話を聞きました。他の部分のチェックに気をとられて、もっとも注意すべき社名の間違いを見落としてしまったと…。
その話を聞いて、印刷会社で日々文字校正を行なっている私たちも、他人事ではないなというのが実感でした。
校正作業中、周辺の小さな文字に集中していると、大きな見出し(タイトル)や一見間違っていると思わないような名前などの赤字を見落としそうになるということはよくある話です。大きな文字ほど注意して見なければいけない……。小さな名刺から数百頁の書籍まで、どの製品にも共通する言葉かと思います。
校正作業は、一見目立たない作業ですが、とても根気のいる大切な作業です。その重要性を改めて感じた出来事でした。