紙を給紙台にのせ、版を印刷機にかけ、インクをのせて、さあ印刷となるわけですが、実際には何枚か刷り出しを行なってから製品の印刷に入ります。その製品の印刷前に、最終的な印面の確認を行なっています。※これが結構重要な作業なんです…。
そんな印面を確認中に、「何でこんなところに線が入ってるの!?」なんて現象が見つかることがあります。
データ作成上の問題の場合もありますし、または版を作成した後、印刷部に渡すまでの間に、爪や角で傷つけてしまったということもあります。大抵の場合は、版を作成し直すことになりますが、場合によっては、版を作り替えなくてもいい場合があります。
それはその線が、文字や写真などに入っていない場合です。
通称、消去ペンと呼んでいる専用のペンを用いて、その部分だけを消していきます。
まずは、不必要な線を見えなくなるまでなぞります。
あとは水を含んだスポンジで拭き取ります。
印刷過程で、点のような汚れが付いてしまったときにも使います。
もしもの場合には重宝しています。