「1月は行く。2月は逃げる。3月は去る…」とよく言われます。私たちの実感もまさにこの通りで、1月がとっくの昔に過ぎ去り、現在は逃げる2月の背中を追いかけながら、何とか食らいついているというのが実際でしょうか(笑)。
大学、高校、中学校、小学校の卒業式に向けて、吉村印刷内は一年の中で一番の繁忙期を迎えています。大学の論文集をはじめ、卒業新聞、文芸誌、卒業証書などから、来年度の生活ノート(スクールライフ)、教務手帳、出席簿関係にいたるまで、多種多様な製品が一気に入稿。大忙しの毎日ですが、一つ一つの製品を正確に仕上げることを第一に、社員一丸となって取り組んでいます。
2月はとても短く、あっという間に仕事の時間が過ぎていきます。気がつくと「もう12日なの?」という感じです。中旬以降には、印刷工程にまわすためのデータ作成が終わり、いよいよ版を出力して印刷・製本工程が進行し始めます。この工程が一番緊張しますが、今まで多くの人が携わり作ってきた製品が完成するので、とても楽しみでもあります。
学校生活の思い出や卒業へのメッセージ、将来の夢、先生方の温かい思いがたくさんつまった製品は、お客様はもちろん、私たちにとっても大切な製品です。普段は、卒業する皆さんや新しく入学する皆さんと、私たちが直接顔を合わせることはありませんが、偶然訪れた場所で製品を使っているのを見かけたりすると、とてもうれしくなります。
各小学校、中学校、高校、大学の生徒や先生にとって、さらに使いやすく、思い出に残る製品になるように、一つ一つ丁寧に仕上げていきたいと思います。