Illustratorで作業するとき、ショートカットを使えば作業効率が上がるので、覚えたものは毎日多用していますが、ポンポンッとやっていると、たまにキーボードを押し間違えて、意図していない効果を掛けてしまうことがあります。
普段はいらない物を表示してしまったりすることが多いのですが、たまに「あっ、これってできるんだ!」という、ちょっとした発見もあったりして、それが使える場合は作業に取り入れています。
先日、仕事中に文字サイズの微妙な調整で、ポイントを大きくしたり小さくしたりと試行錯誤していたときのこと。
文字ツールでは1ポイントずつしかサイズの上げ下げができない(Shift+マウスのホイールボタンのスクロールで10ptずつはできますが)ので、小数点付きのポイント(たとえば10.5ptなど)にする場合は、いちいち入力していました。
しかし、テキストを選択した状態で、文字ツールの「フォントサイズを設定」の箇所にカーソルを置き、キーボードのCtrlを押しながらホイールボタンをスクロールすると、0.1ptずつ調整できることが分かりました。
Ctrl+ホイールボタンの0.1ptごとの変更は、フォントサイズの変更だけでなく、水平比率や垂直比率、オブジェクトの拡大縮小などにも使えます。
とても小さな発見ですが、毎回毎回小数点を入力していては効率が悪いので、微妙な調整の際には意外と役立つ機能です。