Illustratorを使って一からデザインデータを作成するとき、制作中に、「画面上で一度仕上がりサイズを見たい!」ということがあると思います。そんなときに便利なのが「トリミング表示」です。
たとえば、仕上がり寸法いっぱいに絵柄を配置するときには、裁ち落とし(塗り足し)設定をしたデータを作成しなければならないので、天地左右にそれぞれ3㎜ずつ仕上がりサイズよりも大きなデータになります。
また制作過程で、デザインのなかに配置するちょっとした〝ふきだし〟や〝飾り〟を、数種類置き換えてみて、「今のところ使わないけど、とりあえず置いておこう」とアートボードの外に置いておくこともあります。そうこうしているうちに、気が付けばアートボードの周りが使わないファクターでもりもりになっていることも。
このようなとき、画面上で一時的に仕上がりサイズを確認できるのが、トリミング表示です。
メニューバーの中から表示→トリミング表示を選択するだけで、データを変更することなく、アートボードで設定している仕上がりサイズのイメージでデータを確認できるので、とても便利です。