株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

背のり製本

端物の綴じ方の1つに、背のり製本があります。

メモ用紙やチケットなどのように、1枚ずつはがして使っていく場合には、この綴じ方が便利です。


糊付け面を断裁して平滑にし、紙を平行に重ねていきます。あとは刷毛で均等に糊を塗り、重しをのせてよく乾燥させたら、必要な枚数分のところではがしていきます。

この綴じで使用する糊は、フエキ糊(洗濯糊)でも、木工用ボンドでもなく、「プラナトーレ」と呼ばれる糊を使用しています。


何種類か色はあるようですが、弊社では白色を使用しています。乾燥する前は白色ですが、乾燥後は半透明になり、光沢が出ます。

↑塗った直後は白い


↑同じく乾燥前


↑だんだん透明になってくる


↑完全に乾燥すると透明になります


付けすぎてもはがれにくくなるし、逆に薄すぎても、断裁の段階で圧力をかけるとバラバラになってしまうので、注意して糊付けしています。

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