株式会社吉村印刷

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製本の要ー無線綴じ機のメンテナンス

年度末シーズンが終わり、繁忙期の隙間で無線綴じ機のグリスアップをしました。

今回行ったのはクランパーレール、横のりタンクチェーン、背のりタンクチェーン、クランパーの厚さ調整用送りネジ、レベルプレートスライドレールのグリスアップです。
整備箇所は他にもありますが、今回は重点的にこの5カ所を行ないました。

まずはクランパーレールのグリスアップから。
レール上をクランパーが常に周回するので、定期的にレール内の掃除とグリスアップをする必要があります。
クランパーとは、本身(本文)の基準軸で本身を固定し、機械内を移動するもの。
そのためレール内が紙粉で汚れたり、油不足になると機械に悪影響を及ぼします。

↑まずはレール内の汚れを綺麗に掃除



上の写真のようにレールを綺麗にした後、機械を動かしながら、少しずつ掃除とグリスアップを実施。

↑レールにグリスを塗布


次にチェーンのグリスアップへ。
クランパー間のチェーンと、横のり・背のりのタンクチェーンの掃除とグリスアップをしました。
糊が入っているタンク内は高温になっているため注意が必要です。

↑チェーンにグリスを塗っていく


最後にクランパーの厚さ調整用送りネジと、レベルプレートスライドレールのグリスアップを実施。本身(本文)が通る場所なので側面などに油が付かないよう慎重に行ないました。

↑狭いところはハケで慎重にグリスを塗る


↑レベルプレート下のレールにもグリスを塗る


グリスを塗りすぎると垂れてしまって製品を汚す恐れがあるので、塗る量にはかなり気を使いました。またガイドなどに油が付着すると製品を汚してしまうため、こまめに掃除をしながら作業しました。
狭い所や高温になる場所はハケを使って作業したのでやりやすかったです。

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