株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

【創立150周年等の記念誌制作】原稿準備と工程について

弊社では、150周年や100周年、閉校などの記念誌作製について、学校や地域の方々からお問い合わせをいただくことが多くあります。

これらの記念誌は、学校の重要な節目に発行されるため、制作に携わられる方々は、半年~数年の期間をかけて掲載内容を熟考・精査されることがほとんどです。

その一方で頻繁につくるものではないため、ページのボリュームや原稿集めをどうするのか、納品までの工程はどうなるのかなど、何から手を付けたらよいかと迷うことが多いものでもあります。

そこで今回は、記念誌制作の大まかな流れ(一例)をご紹介してみたいと思います。


1)掲載する大まかな内容を決める
記念誌制作の第一段階は、大まかな内容を決めることが大切になります。
例えば、①目次、②あいさつ、③年表、④歴代校長・児童数、⑤思い出(メッセージ、写真)、⑥在校生のページ(写真多め)などを決定し、その内容に沿って進行していきます。

2)ページ数を決める
内容を決めた後、全体の大まかなページ数を決めます。ここでは、各年表や思い出などの各ブロックを、それぞれ何ページにするかの振り分けを決めていきます。

3)写真の選定について
記念誌において、もっとも重要な役割を果たすのが写真です。
大まかなページ割が決まると、それぞれのページにどの写真を何枚載せるのかを大まかに割り出す作業が必要になります。
→例えば、「年表の各ページに何枚…」、「写真特集ページに大体何枚…」など。
また写真については、データでご入稿いただく以外にも、弊社でアルバムや古い写真の原本・現物をお預かりしてスキャンすることも可能です。また学校へ直接お伺いして、校舎や記念碑、歴代校長先生の写真などの撮影を行なうこともさせていただいています。
写真特集ページの掲載内容を選びきれない! という場合は、弊社にて選定し、ご提案することもできます。

4)各ブロックのご担当者を決める
これはあくまでおすすめの方法ですが、各ブロックのご担当者を決め、その方を中心に原稿や写真などの素材を集められると、効率よく進行出来ます。

5)校正について
記念誌のボリューム(ページ数)にもよりますが、最初のご入稿から、それぞれのブロックごとに何往復かの校正のやりとりを経て、最後に校了(印刷スタートのGOサイン)となるまでには、おおよそ3~5ヶ月くらいの期間がかかります。
なかでも、年表や名簿などは、固有名詞やお名前の校正に時間がかかることが予想されますので、お早めのご入稿をおすすめしています。
ページ数や冊数によっても変わってきますが、冊子の大体のボリュームが決まった時点で、最終的な校了までのおおまかな日程をご相談させていただいております。

6)レイアウト・デザインについて
各ページのレイアウトやデザインについては、皆さまの「こんな記念誌を作りたい」というご要望をお伺いしながらそのイメージに合うようにデザインし、ご提案いたします。

7)印刷・製本
校了から大体1ヶ月程度(作製時期や製本工程の難易度によって変わります)の期間を経て、待ちに待った記念誌の完成となります。
納品前には、1冊1冊を検本し、ご指定の場所へお届けいたします。
※記念誌用の校名等が入った封筒印刷・封入・封緘、発送手配なども承っています!

郷土の歴史はもとより地域の皆さまの学校への思いが伝わる、温かみのある記念誌作製を一番に心がけています。
記念誌の制作でご不明な点がありましたら、いつでもお問い合わせください。

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