新聞を組むうえで必須となる段間罫。社内では中段(なかだん)と呼んでいます。
InDesign CS6までは、自動で段間罫を引くことができず、一段ずつのテキストフレームの間に、線ツールで必要な長さ分をフリーハンドで引いていました。この場合、本文の行数がずれたりする度に引き直さなければならず、けっこう神経を使う面倒な作業でした。
InDesign2020からは複数段のテキストフレームの場合、テキストの間に区切り線(段間罫線)を自動で引けるようになりました。
段間罫線は、罫線を引きたい枠を選択し→オブジェクト→テキストフレーム設定→段間罫線→段間罫線を挿入
段間罫線の属性(線の長さ、水平方向の位置、線幅、種類、カラー、濃淡、オーバープリント)を設定します。
この機能はそれとして便利なのですが、新聞組みは、見出しや小組、写真などの間を本文が流れることが多いので、いつも都合よく四角にまとめられません。そんなときでも自動で段間罫線を引けるようになれば、さらに便利になるんだけどなーと組みながら考えたりしています。