株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

話題のバリアブルフォント

「これまでのフォントの概念を変える」と言われているバリアブルフォント (Variable fonts)。

ウェイト(文字の太さ)や、縦・横の扁平具合、傾斜角などが自由に変更でき、直感的に文字スタイルの調整を行えるうえ、それらのバリエーションが一つのファイルに組み込まれているため、他のフォントのように一つのウェイトごとにダウンロードしなくてもよいぶん容量も軽く、使い勝手のいい、注目のフォントスタイルです。

この2月にはAdobe Fontsに新たな日本語フォント 百千鳥(ももちどり) が追加され、使えるようになったので、さっそく試してみました。


Illustratorで文字を百千鳥に設定すると、右横にバリアブルフォントの設定アイコンが出てきます。そこに、字幅や太さ、欧文イタリックなどと項目が出てくるので、文字の太さや幅などを実際に見ながら調整スライダーを動かして直感的にスタイルを決めることができます。

ちなみに、普通のフォントでは扁平を掛けると縦横の線が細くなったり太くなったりしますが、百千鳥では、扁平が掛かっても同じ線幅に見えるようにデザインされているそうです。

バリアブルに対応したカラーグリフも搭載されているため、百千鳥のフォントで鳥と入力すると字形変換でかわいらしい小鳥のイラストも出てきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です